この『ヘッド博士の世界塔』はフリッパーズギターの3rdアルバムにしてラストアルバム。
そして、私に「アルバム」の意味を理解させてくれた作品です。
それまでは、アルバムって先行シングルが2,3曲入ってるお得な楽曲集って感じの認識でした。
シングル3曲x1000円=3000円
アルバム(シングル3曲+その他6曲)=3000円 <お得!
こんな計算でアルバムを購入していたわけです。
ですが、このアルバムを聴いて、
「アルバム」って1つの作品なんだーって思ったわけですよ。
これが、さまざまなサンプリングから構築されていて、
そして、それでもフリッパーズギターとしか言いようのない楽曲。
意味なんかなくても、全てを見透かされているような歌詞。
いまでも、聞き続けている素晴らしいアルバムです。
再結成なんて絶対にあり得ないフリッパーズギターが、きっちり詰まったアルバム。
それをリアルタイムで感じられたのは、ラッキーだったと思います。